この記事は「Unreal Engine 4 (UE4) Advent Calendar 2016」の8日目の記事です。
(UE4.14.0にて確認)
お久しぶりです。なっつーです。
みなさん空は好きですか?
UE4の新規レベル作成でDefaultを選ぶと、
空の映像を表現する「BP_Sky_Sphere」と大気の表現をする「Atmospheric fog」を合わせて、
いい感じの青空が既に出来上がっています。
これがとてもリッチで何もしなくてもいい感じなのですが、
その内の「BP_Sky_Sphere」について、ブループリントの中身は開かずとも、
レベル上で設定できるパラメータだけで色んなことができるので、そちらを紹介していきます。
使用するパラメーターは、以下のとおりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
パラメーター名 [DefaultMapで生成されるときの初期値] : 説明
※ここから下は「Directional Light Actor」の値を無しにする必要あり。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「BP_Sky_Sphere」は使ったことがある人がほとんどだと思いますが、
設定したDirectionalLightを角度を決める
↓
Refresh Materialのチェックボックスを押す
↓
自動的にDirectionalLightの角度に合わせたSun Heightの値が設定
↓
自動的にSunHeightの値に合った空の色が設定
という程度での利用という人も多いのではないのでしょうか。
その他のパラメーターについても、ちょっと調整するだけで大きく雰囲気が変わってくるので、
変化具合を動画でご紹介していきます。
SunBrightnessの変化 0.0→50.0→200.0→1000.0→75.0
太陽を見せたくないなら「0.0」、見せるなら「50.0~100.0」あたりがよいかと思います。
CloudSpeedの変化 0.0→2.0→5.0→50.0→2.0
雲を止めたい場合は「0.0」、ゆっくり動かすなら「1.0~5.0」程度がいいのでは。
CloudOpacity 0.0→1.0→2.0→3.0→1.0
雲を消すなら「0.0」、出す場合は「~2.0」までかなと。
StarsBrightness 0.0→0.01→0.05→0.1→0.5→1.0→10.0→0.1
星を消すなら「0.0」、出す場合は「~0.1」くらいまでで十分かと。
以上の4つのパラメータを多少いじるだけで雰囲気がかなり変わってくるので、
是非とも活用していきましょう。
※ここから下で紹介するパラメータを変えるときは「Directional Light Actor」の値を無しに設定します。
SunHeight -1.0→0.0→1.0
「-1.0~1.0」で設定。夜空は「-1.0」夕焼けは「0.0」青空は「1.0」という感じ。
「SunBrightness」の太陽の位置も反映されます。
そして実は、BP_SkySphereを使って、空以外の表現をすることも可能です。
HorizonFalloff 0.0→1.0→3.0→5.0→10.0→100.0→3.0
「0」のときは天頂部分がなし。数値が上がると天頂部分の領域が増える。
使い所が難しいけど、「10.0」くらいがいい感じなのでは。
ZenithColor
天頂部分の色の設定。
HorizonColor
地平線部分の色の設定。
CloudColor
雲の色
OverallColor
全体の色。
このように、天球の色を変えることができるので、
色んな背景の雰囲気をだすのにも使える優れものです。
「BP_Sky_Sphere」はいつもレベル上にいたけど、大して触っていなかったという方がおりましたら、
これを機会に、是非UE4で素敵な天球ライフを。
次は、9日目pafuhana1213さんの「UE4+OculusTouch スタータープロジェクトを公開します!」の記事です。
&n
bsp;
コメントを残す