格安で簡単にコミュニケーション用カメラシステムを構築

こんにちは、なっつーです。

ビデオ通話って伝えられる情報量が多くて、めっちゃ役に立つぜって思ってた時期があったのですが、何だかんだ使うことって少ないんですよね。
その理由として、画角が狭いとか、顔が見えるのが嫌だとか、ビデオ通話対応のアプリを起動・対応するのがめんどくさいとか、色々あると思うんですが、それを改善すればいいものができるんじゃないかなと思ったわけです。

そこで今回は、できるだけ簡単かつ安く、効果的なコミュニケーション手段として、
ビデオ通話を利用したシステムを考えてみました。

完成品はこれ×2台です。
IMG_20161220_001339

なんと素晴らしい!!2セット合わせてもたった25000円作れてしまうこのシステムで、
効果的なコミュニケーション手段を手に入れることができるなんて・・・。

これがなんなのかというと、
仕事で関係部署の離れた部屋の様子をなんとなく確認したいとか、
ハッカソンで会場が分かれたけど、違う会場の様子をなんとなく確認したいとか、
監視までは必要ないけど、動いてるかどうかの様子を確認したいとか、
そういうぼんやりした情報を共有するためのものです。

まず、前提条件として、各設置場所でwifi環境が使用できるものとします。

用意するものはこちら。(値段は2016年12月20日現在 ※amazonプライム会員だとfireタブレット端末が各1台まで4000円オフになるクーポンがあるのでもっと安くなります。)

 Fire タブレット 8GB 8,980円 × 2台
 Amazon Fire 用カバー ブラック 2,690円 × 2つ
 Ribution セルカレンズ カメラレンズ 魚眼 0.67x広角 マクロ3種セット 658円 ×2つ
 レンズフィルターとして使う半透明なもの(今回はカードケースを利用)

もう少し画面が大きい方がいいって人は1台あたりプラス5000円でこちらに変更でもよさそうです。
 Fire HD 8 タブレット 16GB 12,980円

 Amazon Fire HD 8 (Newモデル) 用カバー ブラック 3,680円

amazonでお馴染みのfireタブレット端末ですね。
カメラが使えて、7インチ以上のタッチパネルがある端末で、用途を限れば十分に動くのにこの値段で買えるのはやばいです。
ということで、ここはamazonの恩恵にあやかります。

fireタブレットのカバーとして、amazonが出している純正品があるのですが、ピッタリフィットする上に、唯一(多分)縦置きに使えるスタンドなので、手間を減らすために合わせて入手しておきましょう。

fireタブレット端末を入手したら、アプリストアから「Skype」をダウンロードしてきます。
Skypeのアカウントを新規で2つ作成し、それぞれのfireタブレット端末でSkypeにサインインします。
(※他人に映像を見られる恐れがあるため、既存のアカウントは使わずに新規で作成することを強くおすすめします。)

Skypeのホーム画面の右上のメニューアイコンから「設定」を選択。

Home2

下記の4項目の設定を行います。
 パスワードを保存 ON (常に受信できる状態にするため)
 通話を許可 コンタクトのみ (常に受信できる状態になるため、通話できる(映像を見れる)人を制限するため)
 通話に自動的に応答 ON (常に受信できる状態にするため)
 ビデオ画質 低 (処理負荷を減らすため)

Setting2

このように設定をすると、コンタクト一覧の人からのビデオ通話に自動で応答することができます。

後は、kindle端末をスタンドで立てたまま電源コードを差しっぱなしにしておけば、
好きなときにどちらかがビデオ通話のボタンを押すだけで、自動でつなげてくれる便利なカメラシステムの完成です。

が、しかし、これだといつでも相手側の様子を見ることができる、発狂不可避の監視ツールになってしまい、カメラの映る範囲に人がいなくなってしまうので、工夫を加えます。

工夫その1 画角を広げる
 スマホ用の魚眼レンズのアタッチメントを利用して、カメラの画角を広げます。
 今回購入した魚眼レンズでは、元々のカメラの範囲を縦横にそれぞれ2倍くらいに広げることができました。
 画質は多少落ちますが、今回はそれは必要ない部分のため、撮れる範囲を広げることを優先します。
 IMG_20161220_001308

工夫その2 フィルターをかけて詳細が見えないようにする。
 これが今回の一番のポイントで、情報を伝え過ぎてしまうカメラの映像をほとんど見えないようにします。
 何があるか、誰がいるかは判別できないが、人が動いているのは分かるぐらいにするのがベストです。
 これで、いきなりビデオ通話が始まっても、ごまかしが効くので色々と都合よくなります。
 IMG_20161220_001339

 フィルターに関しては、これがベストだ!ってものが見つからなかったので、カラーセロハンとか使って、見え方が丁度いいものを探したほうがいいかもしれません。

メリットまとめ

・とにかく安い
・設置スペースが小さく、立てるだけなので簡単
・コミュニケーションをとりたい、様子を伺いたいときだけ、映像をみることができる。(通信量の節約・端末への負荷軽減)
・今回構築したkindle同士じゃなくても、既存のスマホやPCからでもskypeを利用してこのシステムが利用できる。(追加コスト不要)
・フィルターを外せるのは現地にいる側だけなので、プライバシーを守れる

このように、安くて簡単にいい感じのコミュニケーション手段を構築できる方法があるので、是非お試しあれ。
但し、設定を間違うと知らない人からのビデオ通話を自動応答してしまうことになるため、十分に気をつけてご利用下さい。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。