こんにちは。
なっつーです。
今回は自分の思ったことをまとめておきたいと思ったので、書きとどめておきます。
みんなの技術を持ち寄ってひとつの作品を作ろうって感じのやつが途中で挫折する理由は、全部のことが分かる旗振り役がいないからなのでは。
分かる人にはすごい分かると思う。こういうのは、実は1人でやるほうが完成する可能性は高い。
なぜなら、1人でも完成させられるものを作ろうとするから。
何かを作る際に一番重要なのは完成のイメージ。
ゴールがないと、作ることは難しい。人は想像できないことは実現できない。
だから、完成のイメージを発信できる旗振り役がいないと、完成しない。
なのに、自分はプログラムができるからプログラムを使って何かを作りたいというような曖昧な状態で、
足りない部分を他の人に補ってもらうように人を集めて作ろうとすると、完成のイメージが無いので破綻する。
絵がかけるとか、作曲ができるとか、プログラムができるとか、色んな人がいて、集めたらひとつの作品ができるかというとできない。理論的に出来ても、現実にはできない。
そもそも、人を集めてから何を作るか考えるからそうなるのであり、作りたいものを決めて、
それから作りたいものに賛同してくれる人と一緒に作った方が圧倒的に完成する可能性は上がる。
自分は絵や音楽に関して、興味を持って見たり聞いたりすることが少なく、
いわゆるセンスがないと言われるような部類の人間である。
絵を描け、音楽を作れと言われても何から始めたらいいのか分からない。
その変わり、アルゴリズムを考えて、プログラムとして実装することは好きである。
ゲームは総合芸術とも呼ばれるようだが、そういうコンテンツを作るにはプログラムだけでなく、ストーリーや音楽、デザインなど、様々な要素が必要となる。
そうなると、自分が出来ない部分は必然的に他人に頼る必要が出てくるのだが、
そうすると、見事に完成しないのである。
じゃあ、どうするべきか。
できない部分は既製品や簡易なもので代用する。
・音楽であれば、悲しいとか嬉しいとか大まかな感情を表す音楽を探してとりあえずそれを使う。
・効果音であれば、音をだすタイミングだけ合わせて、とりあえず適当に音を鳴らす。
・デザインであれば、四角の箱に色を塗って、文字を書いておけばいい。
そうすると、自分の完成のイメージを他人に伝えることができ、クオリティを上げてもらうために他人に頼ることができるのだ。
自分の感性に完全に一致するような他人はそうそういない。ある程度自分の意思を表面にだして、他人にはそこに合わせてもらう必要があるのだ。色んな人の意見で完成のイメージがコロコロ変わるようなものは完成しない。
つまりはクオリティはどうであれ、なんとなく全部できる、すなわち完成のイメージを作ることが必要なのだ。
もうひとつ、完成しない理由として、モチベーションを維持できないというのがある。
趣味で作るものは、完成しなくても誰かに怒られるわけでもなく、諦めてもいいものだったりする。
これを解決する方法はないものか。ある程度の強制力が働く&作るものがはっきりしているというのが重要?
仕事であったり、何かの行事で作ったりするものは、作らなかった場合に自分に不利益が発生するから、完成させようとする。
でも、ゲームジャムみたいに2日間だけ限定チームとかにして、一気に作ってしまえば、割りとできてしまうんだよな。自宅からネット経由でゲームジャム参加とか出来るようになればいいんじゃない?
ゲームジャムはその場で即席のチームを作るが、最終的に発表をする必要があるため、
他人に迷惑をかけられない、発表できるものをないのは恥ずかしいというプライドがあるので、比較的完成することが多い。1日や2日といった短い時間で行うことも集中力が保つ要因なのだろう。
しかし、これは同じ場所に一定の時間集まるという空間的にも時間的にも制約があるために、できるわけで中々そういう環境を作ることは難しい。
VR空間上でゲームジャムだ!
というわけでVR空間上でみんなで作業できるようにすれば、比較的集まりやすくなるのではないかと。
完成のイメージを持った人がプロジェクトを掲げて、プロジェクト毎に人を集めてVR上で一緒に作業をするような仕組みができれば、より現実的に完成品を作り上げることができるのでは無いかと、自分は期待しているのです。
コメントを残す