こちらは「退職者 Advent Calendar 2019」12日目の記事です。
概要
退職者 Advent Calendar 3年目の連載となりました。(12月末退職なのでギリギリですが)
昨年 → VR転職からのVR転職 ー満足している状態でもリスクをとるか否か決めるのは人類ー
一昨年 → 異業種でもVR転職してよかったなぁという話
今年は転職の際に色んな会社様とのお話できてとてもいい経験だなと感じたので、それについて書いていきたいと思います。(各会社名や特定できる情報は出てきません。)
今回お話した会社様について
現職を辞めるため、転職先を探しております。
2年以上のVR開発業務経験(Unity)があります。
プロジェクト管理も行っています。希望職種:Unityエンジニア及びPM
キーワード(1つ以上に該当)
教育、建築設備、エンターテインメント、VR、AR、MR興味ある会社様はDMを頂けますと幸いです。
— なっつー@BNUT (@yashinut) November 12, 2019
このツイートによってとてもありがたいことに、22社の方からお声がけ頂きました。(拡散頂いたりコメント下さった皆様本当にありがとうございます!)
自分の関心からはかなり離れているなというところや、日程がかなり遅くなってしまうところは申し訳ないのですがお断りさせて頂き、
結果的に16社の方とお話をしています。(ツイート関連以外も少し話はあったのですが、そちらは含めていません。)
関係性については
・普段からよく交流をしていたりする方 7社
・その会社のことは知っていたり、イベントで見かけたり1度話したことある程度の方 5社
・今回お声がけ頂いて初めて知った方 10社
という割合で、
業務の種類については
・その他が4社(Unityは使っている)
その他を除く18社で
・VR系 13社
・AR系(MR含む) 4社
・キャラクタ系(Vtuberやライブ配信など) 5社
という割合です。(複数の要素が入っている会社様はそれぞれカウントしているので、足しても18社になりません。)
12月末で現職を辞めて1月から働くで想定して探しており、年末年始もある関係上12月の上旬には確定しないとなと思うと、11月中でお話できるように調整をしていたので非常に大変でした。
一気に10数人と予定を組むようなことが今までなく、初めて気づいたこととしては仮予定として空いてる候補日を全部出すと、次にお声がけ頂いたかたに候補日を提示できないということです。
それに気づいてからは一人当たり2~3候補を出しつつ、他の仮予定が空いたら追加でお伝えすることで無事調整できました。
話を聞いて感じたこと
これまではVR系の仕事をやってきておりVRはとても好きなのですが、今回はVRに限らず自分が次どういう仕事をやっていきたいかというのを決めるべく色んな方とお話をしました。
結論から行くとこれが非常によく、今年もこの記事を書こうと思ったきっかけでもあります。
どういう会社かというのは、話を聞いてみないと分からない部分が非常に多くあるというのを改めて思い知りました。
もちろん話を聞いても分からない部分はあるのですが、
・どういう思いで今の業務を行っているのか
・今後どういう方針で進めていくのか
・会社はどういう雰囲気なのか
など、実際にオフィスに行って話してみて伝わってくるものがたくさんあります。
普段よくイベントなどで交流する方でも、上記のような話題で話すことはそんなに多くなく1時間程度じっくりお話できる機会があり非常によかったです。
正直、話を聞く前と聞いた後で印象がガラりと変わった会社様が多く、そして今回お話した会社様はどこも非常に魅力的なことをしているところばかりで逆に話を聞いたことで決めるのをとても悩んでしまうぐらいでした。
話をする上で意識していたことがあり、11月中の話を聞き終わるまでは次を確定しないことと、相手にもプラスになるようなお話や関係性を築くことができるようにすることです。
多くの会社様と話しても決めるのは1社で他の会社様はお断りしなければいけないことが分かっていたので、断る文言を伝えるのが怖いから放置するとか自分のやりたいことだけを言って話を聞かないとかにならないように気を付けてました。
その後にイベントであったりした方も何人かいたのですが、自然と挨拶ができたりお話できたので非常によかったです。
自身の方針
希望職種:Unityエンジニア及びPM
ということで出していたのですが、
一昨年の 異業種でもVR転職してよかったなぁという話でも書いてある通り、過去に4年4カ月ほど建物管理の会社でマネジメント系の仕事をずっとやっていました。
異業種からUnityエンジニアになっているので、僕自身これがハンディキャップのように感じてた部分はあるのですが、いざ仕事をやってみるとそんなことはなく
・クライアントとの調整
・チーム内やりとり
・見積
・スケジュール管理
・タスク管理
などなど開発作業以外でもやるべきことは色々あるので、過去の経験は十分に生かされていると感じました。
現職ではハードウェアの開発も行っているので建築設備機器を見てきた経験や電源関係や建物特有の事情など、思わぬところで生きてきた知識もあります。
そういう経緯もあり、Unityエンジニアやりつつもそう言ったマネジメント側の領域をやることも増えてきてたりします。
自分としてはマネジメントも開発もどちらも好きで、今は開発力が弱くマネジメントするにも知識が必要だしエンジニアとしてやるぞとなっていたのですが、エンジニアとしてもある程度知識は身についてきたので今後はマネジメント側も(仕方なくではなく)ちゃんと重視してやっていきたいという思いが出てました。(もちろんエンジニア側の勉強や開発も続けますが)
エンジニアのスキルは色んな分野があり分野ごとの専門知識もキリがなく、重要なのは新しいことや必要なことを学びながら進んでいけることが大事だなと思います。
自身の実績について
仕事の実績としては
・建物管理でマネジメント経験
・VR系でUnity経験
というのが大きくあります。
非公開の実績は出せないので、公開しているものが中心にはなるのですが、公開できる実績があるのは自分がどういう風にやって来たかが伝えやすいのでメリットですね。仕事だと複数人でやる内容も多いので、マネジメント的な経験はこちらでの実績が主にもなります。
また、趣味開発の実績として
・Vスタンプのストアリリースおよび運用
・展示向けVR系コンテンツの作成(NO BOOL、過去作品)
があり、前者は1つのプロダクトを製品としてストアに出して運用している経験がとても強く、後者は色んなことを開発してきたということが強みになります。
Vスタンプはリリースして1年くらい経っているのですが、Twitterで#Vスタンプを見ると色んな方が利用されている様子が分かり、これがとてもすごいと言って頂けることも多く、利用者の皆さんへは感謝するばかりです。
また仕事実績で見えない部分では、例えば「なっつーさんいい人って聞くから」という話を頂いたときはそう言ってくださる人がいて大感謝ですし、ある意味そういった部分も実績みたいなものなのかなと思いました。(第三者からの情報なので自分が話すより説得力がありそう。)
おわりに
Twitter転職自体は最近見かけることが増えたのですが、Twitter転職ふたたびみたいな状況は自分でもかなりレアケースだと感じており、一度Twitter転職をするとそこで社員にTwitterアカウントを認識されてしまうんですよね。
つまり2回目のTwitter転職は転職することが知られている状態でやらないといけないので、辞める宣言をした後に行動を起こさないといけないというリスクを取ったうえでの判断になっていました。
これができたのは現職の皆様の温かい支援があったというのがとても大きいです。
レアケースと言いつつも、色んな会社様と話をして得られた経験や、異業種から今までの経緯での心境の変化は自分としても記録に残しておきたいのと、他の人にとっても有益な情報になる部分があるのではないかと思い、この記事を書きました。
そんなこんなで無事転職先も決まり、1月からも新しいところで頑張るぞいという心境です。
おまけ
退職者 Advent Calendar 3年目はジョブホッパーじゃんと言われるので調べました。
ジョブホッパーとは、転職を何度も繰り返すビジネスパーソンのことをいいます。 具体的には2〜3年のサイクルで職を転々と変えていく人や、転職回数が4回以上もある人のことを英語では「ジョブホッパー」と表現されています。
引用元:【転職する前に要確認!】ジョブホッパーとキャリアビルダーの違いとは
2~3年のサイクル → 4年 1年 1年 なので対象外
転職回数が4回以上 → 3回なので対象外
まだジョブホッパーではないですね!!!!!
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